アジング初心者におすすめのタックルは?
誰でもお手軽にはじめられて奥深いゲーム性に惹かれハマる人が続出中のアジング。
コロナ禍の釣りブームも合間ってアジングを始められる方が増えています。
アジングを始めるにあたっての第一歩はまずタックル選びです。
今アジング人気の高まりから釣具メーカー各社、様々なロッドやリールが販売されいます。
特に初心者は数多にある製品からどれを買えば良いのか悩む所だと思います。
釣具にかける予算がある方は高価なタックルを揃える事もできるでしょう。
確かに良いタックルを使えばそれだけ快適に釣りをする事が出来ます。
最初から良いものを買って始めると言うのも一つの選択肢。
予算が許すならば是非そうするべきです。
しかし本記事では・・・
「いきなりそんなに予算をかけれない」
「とりあえず手軽にはじめてみたい」
そういう方のために今回は1万円以内でロッドとリールを揃えるという縛りにします。
さらになるべく悩む事なく選べるように
3選に絞ります!
そしてただ安い物では安物買いの銭失いになりかねません。
出来るだけコストパフォーマンスに優れたものに重きを置き、安くても良いものを紹介して行きたいと思います。
まずはアジングタックルを選ぶ上での予備知識から解説して行きます。
必要ないよという方は、おすすめのタックルまで飛ばしてください。
それではどうぞ!
アジングロッドの選び方
アジは餌を捕食する際、吸い込むように捕食します。そのためアタリは小さな場合が多いです。また餌の違和感を感じるとすぐに吐き出してしまいます。そのためアジングに使用するロッドは、この細かなアタリを感知するための感度が必要です。またアジングで使用するリグは1gから時には0.数gという極軽のジグヘッドを使うジグ単がメインになります。この非常に軽いリグを扱える操作感と繊細さがアジングロッドには求められます。
アジングロッドを選ぶ上で考慮すべき3つのポイントを解説します。
1.アジングで使用するロッドの長さ
アジングで使用するロッドの長さは5ft(約1.5m)〜8ft(約2.4m)までと用途によって様々です。
アジングでは軽量ジグ単の釣りからフロート(ウキ)やキャロ(錘)などを使った遠投仕掛けまでその時々の状況に合わせて使い分けます。
- ジグ単用に選ぶなら5〜6ftぐらいの長さがおすすめです。
特に5ft台のショートレングスのロッドは扱いやすく、ランガンするのにも持ち運びが楽で便利です。
- 遠投用には7ft以上の長めのロッドを選びましょう。
アジがジグ単の飛距離では届かない沖にいる場合、キャロやフロートを使って遠投します。
2.ロッドの対応ウェイト
またロッドを選ぶ上で重要なのがロッドの対応ウェイト(ルアー重量)です。
例えばジグ単なら0.数g〜3g
プラグやマイクロメタルジグも使うなら〜5g
フロートやキャロの使用も視野に入れるなら10g以上に対応しているロッドを選んだりと自分の釣りで使うであろうリグのウェイトを考慮してロッドを選びましょう。
3.ロッドのティップ(穂先)の種類
アジングロッドのティップ(穂先)は、素材や構造の違いによって分類されてます。現在主流なのがソリッドティップ・チューブラーティップ・チタンティップの3タイプです。それぞれのティップは長所・短所、特性が違います。アジの小さなアタリを感じてアワセを入れ確実にフッキングを決めるにはティップの感度としなりが重要です。それぞれの特徴を解説して行きます。
ソリッドティップ
ティップの中身が詰まったソリッド素材で細くてしなやかなティップが特徴。
アジの繊細なあたりも弾きにくく、所謂、向こうアワセの乗せ調子。
極端な話、あたりがあればほぼ自動的にアジをかけてくれる。
軽量のジグヘッドでもティップが曲がるのでリグの操作感も感じやすい。
以前は感度がチューブラーに劣ると言われていたが現在は素材構造の改良・進化も進みそう言った事は言われなくなった。
現在ほとんどのアジングロッドがこのソリッドティップを採用している。
初心者には最もおすすめしたいティップです。
チューブラーティップ
チューブラーはその名前の通りティップの中身がチューブ(中空)状態になっている。
そのため、ソリッドよりは太くて硬めなのが特徴。
また張りがあるのでルアーにメリハリのあるアクションをつけやすい上、魚のアタリも感じやすい。
ただ張りがある分、ソリッドに比べるとアタリを弾きやすい印象。
ソリッドの様に向こう合わせとは行きませんが、細かなアタリを取り、自分から積極的にかけて行きたい人にはおすすめです。
チタンティップ
近年、ハイエンドなアジングロッドに採用される様になった素材。
その1番の特徴はチタン素材の生み出す超高感度!
魚のアタリ、リグの操作感、潮流の変化など海中のあらゆる情報伝達に優れている。
また強度の高さと柔軟性もあり、魚の追従性も抜群。
ソリッドとチューブラーの良いとこ取りとも言えます。
以上の事を踏まえて
最初の1本は6ft台のソリッドティップのロッドでしょう!
理由としては6ftのものならジグ単からプラグ、軽めのフロートを扱えるものが多く、1本で色々な釣り方を試すことが出来ます。
言わば万能アジングロッド。
またソリッドティップという事で魚をかけやすく初心者も安心です。
アジング向けリールの選び方
リールに関しても番手やギアなどの違う機種があり、どれを選んだら良いか悩むと思います。
番手
1000〜2000番のリールを選びましょう。
特に2000番は糸巻き量も多くジグ単からフロートまでオールマイティーに使えるので最初の一台にオススメです。
1000番は小型で取り回しもしやすく5ft台のショートレングスのロッドにマッチします。
またアジングで使用されるラインはナイロン・フロロカーボン・PE・エステルがよく使われます。
初心者にはリーダーというハリスを結束しないナイロンやフロロカーボンがオススメです。
糸巻き量の目安としてはPEライン0.4号が150mぐらい巻けるラインキャパを推奨します。
ギア比
ギア比とは、リールのハンドルを1回転した時にスプールにローターが何回ラインを巻き取る事が出来るかという比率です。メーカーによってギア比の基準やギアの名称も違いますので、ラインの巻き上げ量やギアのパワーを測る目安となります。ギアの主な種類は以下の3つに分類される場合が多いです。
ノーマルギア
ハイギアとローギアの中間でパワーと巻き取り量共にバランスが取れていて初心者にも使いやすい仕様。
アジングで最初の一台に選ぶなら安定したノーマルギアがおすすめです。
パワーギア
いわゆるローギア。雪の坂道をゆっくり力図よく登る四駆の様なパワー感。メーカによってはPG(パワーギア)・Pなどの表記で表されている。ハンドルの回転に対し巻き取り量が少ないのでアジングで軽量リグでスローに誘いたい時や一定のレンジをキープするにはぴったり。
ハイギア・エクストラハイギア
ラインの巻き取り量が多いのでスピーディーな手返しの良い釣りに向く。
アジングなら巻きの釣りやフロートで遠投する様な場合に活躍してくれます。
ローター部のパワーが弱い分、水の抵抗を感じやすく感度が優れているのも特徴。
主な3つのギアを解説してきますが、正直どれを選ぶかは好みです。
予算が許せば違うギアのモデルを数台所有しシチュエーションに合わせて使い分けることもできますが・・・
重量
出来るだけ重量の軽いリールを使います。
ダイワのLTシリーズなど現在のリールは軽量化が進んだリールが多いのでほとんどの場合、アジングに適合すると思いますが軽ければ軽いほど良いのは言うまでもありません。
最重でも190g以下を目安にしたいところです。
どの釣りでもそうですが殊にアジングにおいては感度を重視するため、タックルバランス(ロッドとリールのバランス)がとても重要です。ロッドにリールをセッティングした時、手元に重心がくるようにします。
ドラグ
アジングで使用されるエステルラインやPEラインは伸び代が少なく瞬間的に力がかかった場合に切れやすいラインです。そういった事を防ぐのにもリールのドラグ性が重要になります。またアジは大物になれば良く走る魚です。魚の走りに対してスムーズにラインを引き出してくれるドラグであれば魚とのやり取りも楽になります。出来るだけドラグ性能の高い機種を選びましょう。
アジング初心者におすすめのロッド3選
と言うことで1万円以内で揃えると言う縛りの中でおすすめのものを書いていきたいと思います。
安い製品というのは沢山ありますが、コスパに優れたものとなるとかなり絞られてきます。
それでは1万円以内で揃える初心者におすすめアジングロッド3選です。
1.メジャークラフト ファーストキャスト アジング FCS-S642AJI
喰い込み抜群のソリッドティップを採用したアジングモデルです。1~2gのジグヘッド単体でのタダ巻きや、キャロといった5gまでのオモリを追加して深場を狙う釣りにもオススメです。もちろん、ジグヘッドやマイクロジグで底を狙う根魚釣りや、中層を巻いて狙うカマス釣りにも使えるのが特徴です。
低価格でコスパ抜群の製品に定評のあるメジャークラフトのアジングロッド。
扱えるルアー重量も0.6g〜10gで幅広く使えておすすめのモデル。初心者の最初の1本にぴったり。
2.ダイワ ルアーニスト63UL
ダイワのルアーゲーム入門ロッドシリーズの中からライトゲームにおすすめの63ULをチョイス。
ジグ単や軽いプラグでアジ・メバル狙いにおすすめです。
3.H.B コンセプト W HUNTER AJING 68S
釣具のポイントさんの運営会社タカミヤのオリジナルアジングロッド。
68S(ソリッド)は、しなやかでアタリを弾きにくく、軽量リグ、ジグヘッドの使用からプラグ系、軽めのキャロ使いに向いている。
アジング初心者におすすめのリール3選
1.シマノ セドナ C2000S
シマノのHAGANEボディ・HAGANEギア仕様。
巻き心地とボディー剛性も兼ね備えて海水にも対応。
価格も5000円以下でコスパ抜群。
重量が215gと若干重めなのが残念だがアジングでの使用でも問題なし。
2.ダイワ 20クレスト LT2000S
軽量化と堅牢性がコンセプトのダイワのLTシリーズ。
魚の引きに追従しながら、滑らかに効き続けるATD(オートマチックドラグシステム)を搭載。
同じ2000番にはラインキャパシティの違うLT2000もラインナップ。
3.アブガルシア カーディナルⅢ SX
価格が安い事もさることながら深溝の替えプールが付いてくるのがかなりお得です。
実は私がアジング用に一番最初に買ったリールもアブガルシアのカーディナル。
モデルチェンジされましたが当時も替えスプールがついて3000円?ぐらいだったと思います。
1000番で216gですのでシマノ、ダイワの2000番と同じぐらいの重さなんで決して軽くはないのですが個人的にも愛着のあるリール。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
1万円以内でアジングのリールとロッドを揃えるとなるとなかなか難しいですね^^;
正直リール・ロッド各1万円づつぐらいかけれたら、選択肢がかなり広がったんですが、今回はギリギリのところをピックアップしてみました。
しかし、高価な釣具がないと釣りを楽しめないわけではないです。
本記事を参考にしていただき自分がお金をかけれる範囲内で良いものを見つけていただけたらと思います。
アジングという釣りにだんだんハマってくると次、自分に必要な道具のスペックは何か分かってくると思いますので、今回おすすめしたタックルは次のタックルを選ぶ上での指針になります。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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