突然の高波、頻発する海難事故
管理人みやこでございます。
今朝ブログやSNSをチェックしていると
なんと別の場所ですが鳥取県内で2人の方が高波にさらわれそうになったという
ツイートや記事を目撃しました。
どちらの方も命に別状はない様で何よりでしたが、
大切なタックルを流されてしまったそうです・・・
いくら波が低くてもいつ高波に襲われるかわかりません。
高波への対処、もし巻き込まれた時どのような対応をすればよいのか
まとめてみました。
高波の発生する要因と高波の基準
高波の原因は、風であるとされます。低気圧が発達することによっておこる風です。
その風による海のうねりが高波を発生させます。
何m以上が高波になるという基準はありませんが、気象庁では、波浪注意報、波浪警報を出す基準を決めています。
鳥取県では波の高さが注意報は3.0m、警報は6.0mの高さが見込まれるときに出されます。
2.0mの波の予報が出たら釣りどころではありませんがさらにその上の数値が基準になっているのですね
高波が発生しやすい海の状態
ポイントは風と波のうねりです。
昨日高波にさらわれそうになった方のお話では
”ヒラスズキが出そうなうねりがあった”
という事をおっしゃられておりました。
1人の方は地磯で釣りをもう一方の方は足場が結構高いところで釣りをされていたようです。
海のうねり
このポイントには特に注意が必要ですね。
また波が押し寄せてくる周期も重要で
高波の場合波が引いて押し寄せるまでの間隔が通常より長くなります
1000回に1回は高い波が来るといわれ
予報で2mだったとしても2倍の4mの波が押し寄せてくる場合もあります。
あれっと思った時にはもう目の前に波の壁が押し寄せていたなんてことも・・・
風、うねり、波の押引きの間隔
この部分に注意して釣りに望んでいただきたいと思います。
高波にのまれた時の対処法
一旦波にのまれたら本当のところどうしようもない。一巻の終わりです。
しかし少しでも命が助かるようにあらかじめ
装備を準備しておかなければなりません。
先ずは基本としてライフジャケットやフローティングベスト
万が一海に引きずり込まれても浮くことができます。
また波にのまれた時に体を守ってくれるのもライフジャケットです。
地磯などでは体を打ってケガをすることもあります。
実際に磯で波にのまれた方でジャケットを着てた体以外が
傷だらけになってしまったという話を聞いたことがあります。
頭を守るために出来ればヘルメットとまでは言いませんが
帽子は着用したいものです。
頭を打って気を失ったまま波にのまれたらどうしようもありません。
後は掴まれるポイントを確認しておくこと
高波の恐ろしさはむしろ引き潮の力にあります。
いかに海に引きずり込まれないかが最初の命の分かれ道です。
天気予報と実際の海の状況を確認し的確な判断を
いろいろと書いてまいりましたが結局は無謀な釣りをしないことが一番です。
危ない場所には入らない。
風、波が強いときは釣りをしない。
釣りをしているとついつい自分は大丈夫だという謎の過信が生まり
魚を釣りたいという欲にかられ
無謀な釣りをしてしまうことがあるかもしれませんが
巷で起こる海難事故はすべて自分の教訓として捉え
安全第一の釣りしてまいりたいものです。